品質管理

ソフトウェアの品質管理の「思考のフレームワーク」は、

  1. プロダクト品質
  2. プロセス品質

に分けることからはじめます。

これを勘違いすると話している内容が食い違います。

実際にプロジェクトを遂行して、動いているところにプロセス品質の話をしても「いまさら」といった感じを受けるだけで、下手をすると「品質管理」なんて知らないということにもなってしまいます。彼らが考えるべき、管理すべき品質とは「プロダクト品質*1」になります。
一方で、全体部門・品質管理部門・標準化にかかわる部門にとって大事なのは、「プロセス品質」になります。プロセス品質を向上するとそのプロセスに関わっているプロジェクトの「プロダクト品質」が向上するため、先ほど書いた部門の人たちのミッションを満たすためにはこの品質を向上することが近道になるからです。

プロダクト品質

プロダクト品質を考える上でフレームワークは、

  1. 品質保証
  2. Issueの修正
  3. 品質管理

といった形になります。
Issueの修正にはIssueを修正するか否かという品質管理上の判断も含まれていてもよいでしょう。
そう考えると品質管理は、Issueの状態(ステータス)の統計的・詳細分析をすると考えることができます。

プロセス品質

プロセス品質を考える上でのフレームワークは、

  1. 品質計測計画
  2. プロセス定義
  3. 品質情報収集
  4. 品質分析
  5. プロセス改善

になると思っています。

*1:そのプロジェクトで作成しているソフトウェアなど