ひさびさにじっくり読む本に出会った

プレゼンの技能を勉強しようと思い、なにげなく買った本がこれ。

プレゼンというよりも、話している相手に自分の考えていることを
伝えることを説明した書籍。
私のメモとしてあらすじを下に書きますが、ちょっとしたショートストーリーもあり
わかりやすい内容。さすがコンサルファームをいくつか経験した作者だと感心しました。


伝えて伝わらないのは

  • 本当にそうなの
  • それだけなの

という疑問が浮かぶから
その疑問を浮かばないように

考え方としての

  • 縦の論理(論理展開(演繹))
  • 横の論理(網羅性)

というところからスタートする。

縦の論理では、

  • 前提条件の違い
  • 異質なものの同質化
  • 偶然の必然性

があることによって理解ができないと説き

横の論理ではそもそも

  • レベル間がそろっていない(パラレリズムがおかしい)
    • 視点が違う
    • 切り口が違う

ということを前提条件として考え、

漏れをなくすために

  • 6次元の発想

だぶりをなくすために

  • MECEマトリクス

を説明している。

仮説検証をおこなうために

  • 論点

論点は議論のポイントではなく、話す相手が疑問に思うポイント
論点をはずすとは

  1. 議論のスタンスの違い
  2. 相手の要望の汲み違い
  3. 具体的な判断項目が出せない
  4. 相手がすぐに答えを持っていることを繰り返す

の4点と説明している。

  • 仮説

論点の回答を作成するために仮説をたて、検証する。
検証しきれない仮説は示唆として、検証ができた部分を説明するという手法があると説明。

資料の作り方として

  • トピックセンテンス(説明、ファクト、示唆)
  • ボトムセンテンス(ファクト、示唆)

を明らかにする。

説明には、合目的性、斬新性
ファクトには、合目的性、斬新性、明確性
示唆には、合目的性、斬新性、明確性、方向性
について確認する。

レイアウトは

  1. 連関図
  2. フロー図
  3. 樹形図
  4. テーブル図(マトリクス)

の4種類を組み合わせて作る。

最終的なマテリアルは

  1. サマリー
  2. 前提
  3. 全体像
  4. 内容
  5. 論点ペーパー
  6. フォーマット
  7. スケジュール
  8. 参考データ

を組み合わせて作る。
その組み合わせは会議の特性である

  • 企画書
  • キックオフ
  • ディスカッション
  • 小報告
  • 最終報告

によって変える必要があると説明している。