ひさびさにじっくり読む本に出会った
プレゼンの技能を勉強しようと思い、なにげなく買った本がこれ。
ロジカル・プレゼンテーション 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」 [ 高田貴久 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経営 > 経営戦略・管理
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,944円
プレゼンというよりも、話している相手に自分の考えていることを
伝えることを説明した書籍。
私のメモとしてあらすじを下に書きますが、ちょっとしたショートストーリーもあり
わかりやすい内容。さすがコンサルファームをいくつか経験した作者だと感心しました。
伝えて伝わらないのは
- 本当にそうなの
- それだけなの
という疑問が浮かぶから
その疑問を浮かばないように
考え方としての
- 縦の論理(論理展開(演繹))
- 横の論理(網羅性)
というところからスタートする。
縦の論理では、
- 前提条件の違い
- 異質なものの同質化
- 偶然の必然性
があることによって理解ができないと説き
横の論理ではそもそも
- レベル間がそろっていない(パラレリズムがおかしい)
- 視点が違う
- 切り口が違う
ということを前提条件として考え、
漏れをなくすために
- 6次元の発想
だぶりをなくすために
- MECEマトリクス
を説明している。
仮説検証をおこなうために
- 論点
論点は議論のポイントではなく、話す相手が疑問に思うポイント
論点をはずすとは
- 議論のスタンスの違い
- 相手の要望の汲み違い
- 具体的な判断項目が出せない
- 相手がすぐに答えを持っていることを繰り返す
の4点と説明している。
- 仮説
論点の回答を作成するために仮説をたて、検証する。
検証しきれない仮説は示唆として、検証ができた部分を説明するという手法があると説明。
資料の作り方として
- トピックセンテンス(説明、ファクト、示唆)
- ボトムセンテンス(ファクト、示唆)
を明らかにする。
説明には、合目的性、斬新性
ファクトには、合目的性、斬新性、明確性
示唆には、合目的性、斬新性、明確性、方向性
について確認する。
レイアウトは
- 連関図
- フロー図
- 樹形図
- テーブル図(マトリクス)
の4種類を組み合わせて作る。
最終的なマテリアルは
- サマリー
- 前提
- 全体像
- 内容
- 論点ペーパー
- フォーマット
- スケジュール
- 参考データ
を組み合わせて作る。
その組み合わせは会議の特性である
- 企画書
- キックオフ
- ディスカッション
- 小報告
- 最終報告
によって変える必要があると説明している。