SWEBOK
id:m_pixyさん、id:akonさんのところで話題になっていたので触発されて、もう一度
書いておこうと思う。
SWEBOK単体を読んで、中身がわかる人は読まなくてもわかる人だと
思う。逆に言うとSWEBOKを項目を理解することは難しい。
それだったら意味がないと思うかもしれないが、さにあらず。
項目そのものに意味があるのです。各項目を理解しているか、概念を飛ばして理解した気になっていないかなどそういう利用方法をするのがSWEBOKの良さだと思う。
それではSWEBOKの項目がわからない場合はどうすればよいのか。
いくつか方法はあるが、SWEBOKのアプローチは大量の文書の参考文献にあたることだと思う。良書を一冊読めばある程度は進歩すると思う。
例えば、
実践ソフトウェアエンジニアリング-ソフトウェアプロフェッショナルのための基本知識-
- 作者: ロジャーS.プレスマン,西康晴,榊原彰,内藤裕史
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2005/02/08
- メディア: 単行本
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- 作者: 玉井哲雄
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これを基礎にして更にトピック毎に詳細な書籍・論文そしてプロジェクトへの適用経験。これがあいまって力がつくのだと思える。
経験だけだと、概念理解や網羅度に問題があって、プロジェクトのコンテキストやみんなのがんばりでうまくいったことを正しいと思ってしまうかもしれないというのが「基礎力への不安」なのではないかと思う。